たまたま図書館で見つけた本2冊でしたが、是非オススメして記録に残したいと思いました
私の母の介護生活は2年前に終わりましたが、親の介護日記みたいな本を見つけると読まずにはいられません
なぜ?
なぜなんでしょうね・・
+父よ、ロング・グッドバイ 男の介護日誌+
盛田 隆二
+いつでも母と+
山口 恵以子
お二人とも存じ上げなかったのですが、盛田さんはぴあの編集長を経て作家へ
山口さんは食堂のおばちゃんシリーズの作家さんでした
(食堂のおばちゃんは私の興味の対象ではなかったので!?スルーしていましたが、今度読んでみることとします)
盛田さんの状況は表現がふさわしくないかもしれないけれど、ひと言で表すと三重苦(四重苦?)
両親と妹さん計3人が実家で生活をされていたのですが、家族の中心だったお母様が亡くなります
その後認知症になったお父様と以前から精神科に入退院を繰り返す妹さんの二人暮しとなり、盛田さんは実家の往復を余儀なくされます
その大変な中、奥さんが腰痛で動けなくなり、ひとりですべてを抱える盛田さんに同情の念を覚えます
盛田さんの場合は介護と言うよりも、自分のことはすべて亡くなった奥さん任せだった何もしないお父様と精神疾患で浮き沈みがある妹さんの面倒?世話?です
お父様を説き伏せて施設や病院の手続きに奮闘されますが、次の受け入れ先を探さなければならない、という壁にぶち当たります
作家さんという職業柄、締め切りがある中、大変ですね
私の母の場合は受け入れ先に困ったことはなかったのですが、納得いく場所ではなかったのが悔やまれます
田舎だから選択肢がなかったのか?自分なりに地元の介護系の知人に電話して聞いてみたり直接施設に尋ねていったりと探ってみたけれどうまくいかなくて悔やまれる気持ちが蘇ってきました
時はコロナ禍というのも運が悪かった
人手不足でこれからますます条件は悪くなるよね・・
一方、山口さんは独身で仲良しお母様を最後はご自宅で看取る様子を綴った本です
母と私はソウルメイトだと思っているので、お二人の関係が理解できました
お兄さんも同居されているのですが、この役立たず!という憤りは共感どころではありません
どちらの本もこれから介護という方、今介護中という方、介護その後という方、みんなにオススメしたい本です
介護はわからないことばかり
いろいろな選択を迫られた時にヒントになるかもしれませんょ
介護を終えた人は・・
時々ホロリと泣いてまう😢